ご近所にある無人島、猿島へ
こんにちは、編集部のゆっきです。今月で32歳になりました。ハッピーバースデートゥーミー!
ところで皆さん、神奈川県の横須賀にある「猿島」ってご存知ですか?
ここ、東京湾にある唯一の無人島です。
無人島というと広い海の真ん中にポツンと浮かんでいる印象がありますが、こちらの「猿島」は横須賀から船で10分で行ける“ご近所無人島”なんです。
ご近所とはいえ、そこは無人島。
行ってみると、ほぼ手つかずの自然や戦時中の遺産が残る不思議な異空間でした。
「こんな近くに無人島とは。。。おひとりさまには良さそうだわ」
そう思い立ち、初上陸した様子をレポートします。
本当に陸から近い無人島
猿島へは、京急横須賀中央駅から歩いて15分の所にある三笠桟橋から出る船に乗るのですが、乗っている時間はわずか10分ほど。
そのぐらい近いので、桟橋横の三笠公園からも結構大きく見えます。
「意外と近いな」
とは思ったものの、やはり無人島と聞かされるとちょっとワクワクしてきます。
乗船券(往復1,400円+猿島公園入園料200円)を買っていざ乗船。
この船、1時間に一本のペースで往復しています。
この日は平日でしたが、結構人が乗ってます。意外に人気スポットなのかも。
出発すると、ほぼ正面に見える猿島にまっすぐ突っ込んでいくように船は進みます。
この日は風がやや強く、けっこう船は揺れて、歩くとよろめくぐらい。。。たったの10分ながら、ちょっと酔いました。
また船の先頭付近にある椅子に「特等席じゃん」と思って座ったら、水しぶき飛んできました。気を付けてください。
猿島到着
船が猿島に到着。
長い桟橋を歩いていった先に島があります。
最初に目にするのが、島に一軒しかないテイクアウトレストランなどが入った建物。そして何かの工事中なのかショベルカー。。。
もっとサバイバルな感じが好きな人だと拍子抜けかもしれませんが、私には丁度いい開発具合です。
さすがに何にも無いのは辛いので。
ただし売店などは一切ないので、水ぐらいは買って行く事をおすすめします。
(私は後で、飲み物を買ってこなかったことを後悔しました)
この建物にはレストランの他、海水浴や釣りに使う道具を借りられるレンタルショップ、海を見渡せるボードデッキ、島の総合案内所であるビジターセンターがあります。
私は参加しませんでしたが、ビジターセンターで申し込むと、猿島ガイドツアー(30分コース・90分コース)に参加することができますよ。
なんでも普段は入れない弾薬庫にも入ることができるとか。
ちなみにこのビジターセンターには警告灯がありまして。
船の最終便に乗り遅れた人が、自分の存在を対岸に知らせるときに振るものらしいです。近いとはいえ、ここに残されるのは怖い。。。
ちっちゃいけれど、砂浜!
最初に行ってみたのが、建物脇に広がる砂浜。
夏でも海には縁遠い私には、ほぼ子供の頃以来の砂浜。
スケールは小さいものの、海水に触れる貴重な場となりました。
通常だと海水浴場やバーベキュー場にもなるようで。。。すっかりレジャースポットですね。
11月の平日という事もあり砂浜に興味のある人も私以外はおらず、そこに座ってみたりなんかして。
海を見ながら押し寄せる波を見ていると、青春ドラマの登場人物になった気分に浸れます。
しばらく妄想にふけった後、砂浜を後にして建物の奥にある森エリアへと足を踏み入れます。
手つかずの自然と戦時の遺産が非日常
ビジターセンターでゲットしたパンフレット通りに森エリアに入ると、最初に目に入るのは猿島発電所です。
猿島にはいまだに電気がひかれておらず、船で燃料を運んでこの発電所で電気を作っているそうです。
この発電所、明治26年頃に作られたものらしいですが未だ現役。単純にすごいですし、なんだか無人島っぽくなってきました。
森エリアの道は結構勾配がきつく、「落石注意」の文字もチラホラ。怖。。。
細い一本道を歩いていくと、道の脇には例の弾薬庫やら兵舎やら。。。薄暗い森の中でそれらを見ると、ちょっと違う怖さを感じますね。
やっぱり、戦争はしちゃいけません、うん。
その先には、レンガ作りのトンネルが。暗い。。。
日本で最も古いレンガ造りの建造物らしいですが、その古さ&暗さがちょっと怖さを掻き立てます。
トンネルに入ったら早足になってしまうのは、私だけではないはず。
でもこのトンネル別名「愛のトンネル」とも言われているそうで(なんで?)
この場所を楽しめるような人が愛に恵まれるのかと思うと、ちょっと納得です(泣)
プチ岩場。だけど結構な迫力
屋久島にいるような感覚(行ったことないけど)で島内を歩いてたどり着いたのは、オイモノ鼻広場というちょっと開けたスペース。
桟橋とはちょうど島の反対の位置にある場所です。
広場と言っても簡単なテーブルと椅子があるだけですが、休憩にはちょうどいい感じ。
天気が良ければ観音崎や房総半島まで見えるらしいです。(どれかわからなかった)
ふと見ると、細い階段が。
この階段を下りた先にあるのが、オイモノ鼻という岩場。
スペースはそこまで広くないものの、岩場という事で波の当たりが激しく、さきほどの砂浜とは全く違う雰囲気です。
ドラマで言えば、船○英一郎さん辺りが出演するサスペンス系な感じ。
どこまで続くのこの階段
高さで言えばこのオイモノ鼻は、島内で一番低い箇所だと思うのですが、ここから先、島内で一番高い場所にある展望台へつながる道は結構ハードです。
途中から出現する階段を上っていると、「この階段どこまで続くの?」と独り言が出るくらいです。
ようやく上りついた先には、今は使われていない灯台と休憩スペース。
ここで、飲み物を持ってこなかった後悔がやってきます。
この階段のお陰でふくらはぎはプルプル。2日ぐらい筋肉痛が。。。
猿島にお越しの際は、歩きやすい靴と飲み物がマストです。
ボードデッキでのんびりひなたぼっこ
そんな感じで1時間ほどで島内を一周した後は、最初に見た建物2階部分のボードデッキで一休みです。
海と横須賀の街を一望できるこの場所。
遮る物や屋根も無いので紫外線は気になりますが、このオープンスペースはとても気持ちがいいです。
猿島の中では一番のおひとりさまスポットと言えるでしょう。
なんにも考えずに過ごすには最高です。
ふと見ると、地元の小学生らしきちびっこ達が写生大会に来ているようで。。。地元の人にとっては公園に行くような感覚なんですね、きっと。
1時間に一本の船の時間が気になるので、時間を忘れて過ごすというわけにはいきませんが、気が向いたら行ける“身近な無人島”猿島は、プチトリップできる不思議な場所でした。
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