ソロ活の楽しさを教えてくれるテレビ局、それがテレ東
昨年の人気を受けて、今月からシーズン2がスタートしたテレビ東京の深夜ドラマ『ソロ活女子のススメ』。
「これならやれそう」「これは無理」と様々なソロ活に挑戦する様子が描かれていますが、考えてみるとテレビ東京って、ソロ活をテーマとしたドラマをいろいろと放映しています。
今回はそれらをちょっと、まとめてみました。
ソロ活女子の背中を押してくれる『ソロ活女子のススメ』
2021年4月期に放送された『ソロ活女子のススメ』は、今やすっかり人気女優となった江口 のりこさんの初主演ドラマでした。
ひとり焼肉
ひとりリムジン
ひとり動物園
ひとり水族館
ひとりプラネタリウム
ひとりラブホテル
ひとり工場夜景クルーズ
ひとりフレンチ
ひとり熱気球
ひとりせんべろ
ひとり遊園地
ひとり暗闇フィットネス
ひとりボルダリング
ひとりバーベキュー
ひとりサウナ
全12話中、難易度の低いものから高いのものまで、江口さんは実に様々なソロ活を体験しました。
このドラマを通じて感じるのは、「ソロ活というのは最初から最後まで一人きりで完結するものではなく、同じ感覚を持った人との出会いにもつながるんだな」ということ。
江口さんは毎回ソロ活の現場で出会う知らない人に魅力を教えてもらったり驚かされたりしながら、人としてひとまわり大きくなったことを実感していました。
ソロ活って、人を成長させるんですね。
現在放送中のシーズン2でも、バラエティに富んだソロ活に挑戦してくれるはず。ソロ活にためらっているあなた、ぜひ挑戦する勢いをもらってください!
中年男がご飯食べてるだけなのに見入ってしまう『孤独のグルメ』
男性を中心に、“深夜の飯テロ”と評され人気となっているドラマシリーズ『孤独のグルメ』。すでにシーズン9まで放送され、テレビ東京の年末特番としても放送されるようになった看板番組です。
松重 豊さん演じる主人公の井之頭 五郎は、輸入雑貨の貿易商を個人で営んでいる独身男。
打ち合わせや視察で訪れる先々ですぐにお腹が空いてしまい(時には打ち合わせの途中でもその場を飛び出してしまうほど)、地元のお店を探し回って腹を満たす。。。ざっくり言ってしまえばそれが繰り返されるだけのドラマです。
訪れるのはほとんどが庶民的なお店。定食屋、町中華、洋食屋、居酒屋などすべて実在する飲食店です。(制作陣はそのお店をなぜ選んだのか?と思うお店ばかり)
驚くのは松重さんの食べっぷり。
初めてのお店に行くことが多いため最初メニューには悩みますが、他のお客が食べているものを見て追加オーダーしたり、ふと見かけた壁のお品書きの料理が気になって注文したりと、「どんだけ食べるの?」と思うほどです。ランチであっても3,000円以上のお会計になるのもざら。。。
一口食べては心の中で「いーじゃないかー」「こーいうの、好き」などと独り言。
中年男が初めての料理を食べるたびに独り言を言っているだけなのに、なぜか見てしまうんですよね。盛り上がるシーンがあるわけでもないのに、見続けてしまう中毒性があります。
井之頭 五郎が訪ねたお店に行き、彼が座った席で同じものを食べるファンもいるというくらい、胃袋をつかまれた人たちがたくさんいます。
恐らく、シーズン10も放映されるのでしょう。
シーズン9はまさに今、コロナ禍での様子が描かれていたので、ぜひ次はマスク無しで食べ歩きをする井之頭 五郎の姿を見たいものです。
仕事終わりの一杯のうまさが伝わってくる『ワカコ酒』
新久 千映さんの漫画を元に、武田 梨奈さん主演で放映されている人気ドラマ『ワカコ酒』。こちらも現在、シーズン6まで放送され、「女性版 孤独のグルメ」と言われています。
武田 梨奈さん演じる村崎 ワカコは26歳のOLで、酒呑みの舌を持つ呑兵衛女子。
良いことがあっても、辛いことがあっても欠かせないのは仕事の後の一杯。
ピンとくれば入ったことのないお店にも躊躇なく入っていくという、ソロ活に躊躇する人から見れば憧れの行動力を持った女性です。
また、居酒屋「逢楽」(あらく)という行きつけのお店もあるという、ソロ活上級者でもあります。
(行きつけのお店があるのって、憧れます)
おいしいお酒をぐびっといった後に「ぷしゅー」という声が出てしまうのは、「そんなの言うか?」と突っ込みたくなりますが、一人でほくそ笑みながらお酒と肴に酔いしれる様は、至福の瞬間であろうことを感じさせます。
一人呑みでそんなプチハッピーが手に入るのなら、すぐにでも真似したくなりますね。
ちょっと変わった切り口のひとりごはん『ひねくれ女のボッチ飯』
飯豊 まりえさんのテレビ東京初主演ドラマとなった作品で、飯豊さんは、人づきあいが苦手で友達もいない、ひねくれ女の川本 つぐみを演じています。
モチベーションも低く、しかたなしにコンビニ定員のバイトをしているつぐみ。
“ひねくれ女”なので、世の中を斜めに見て悪態をつく癖がバッチリとついています。
そんなつぐみがインスタで見つけたのが、「ホワイトホース」というアカウント名で食事の写真を投稿している白石 一馬。(柄本 時生さん)
どういうわけかつぐみはこのアカウントに惹かれ、そこに紹介されているお店で同じ料理を食べたい衝動に駆られ、投稿がある度に後追いでその店に足を運びます。
(ある意味ストーカー)
せっかくの料理を食べながらも、周りのお客に対して悪態の独り言を心の中で言っているつぐみではありますが、この行為を繰り返していくうちに少しだけ性格が柔らかくなっていきます。やっぱりソロ活は人を成長させるのか?
“やりたくてしているソロ活”ではなく、“友達がいないからそうなっている”というソロ活ではあるものの、自分の知らないお店に行ってみるという楽しみが、うっすらと感じられる作品です。
ご紹介したように、テレビ東京ではソロ活想いのドラマがたくさん放映されています。
ソロ活を応援してくれるテレビ東京さんからは、これからも目が離せません。「ありがとう、テレビ東京さん!」