東京都現代美術館を目指して、清澄白河散歩しました
おしゃれなお店が並ぶ、清澄白河。
コーヒーやパンが好きな人には、今なお注目されているエリアではないでしょうか。
今日はこの街の素敵な雰囲気と、暑い日も楽しめるお散歩コースをご紹介します。
清澄白河ってどんな所?
清澄白河は江戸時代に造られた清澄庭園や、深川めしが有名な街です。
また、美術館や大きな公園が近くにあり、10年ほど前、ブルーボトルコーヒー1号店がオープンしてからはコーヒーの街としても有名になりました。
大きな商業施設やレジャーは無いのですが、街のどこを歩いてもこだわりの詰まった個人店に出会うことができ、雑貨屋やブリュワリー、ロースタリー併設カフェ、おしゃれなパン屋さん等、沢山の出会いと美食に出会えるエリアです。
ちなみにこちらは清澄庭園のお隣、清澄公園の風景です。
(庭園は有料ですが、こちらは無料です。)
朝から皆さんが思い思いに過ごしていました。
暑かったですが、朝の木漏れ日が綺麗でした!
9:30 清澄白河駅到着
本日のお散歩は、清澄庭園とは反対方面、東京都現代美術館をお目当てにスタートします。
駅出口から小名木川に沿うように街を横断。
歩いて数分の一本道にも、美味しそうなケーキ屋さんやワインショップがありました。
(朝で良かった…、夕方ここにいたら、あちこちで衝動買い必至でした。)
開館までまだ少し時間があるので、住宅街を曲がり、カフェでひとやすみします。
9:45 スペシャリティコーヒーに舌鼓♪
訪れたのは、Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe。
お店に入ると、奥に大きな焙煎機がきれいなガラス超しに見え、甘く豊かなコーヒーの香りに一気に包まれます。
おすすめのハンドドリップのアイスコーヒーを注文し、店の雰囲気を楽しみます。
店の壁沿いに並ぶイートインスペースには、散歩やランニングの休憩にいらした方や、近隣の方と思しき気軽に挨拶して注文する方の姿。
それぞれの時間をゆったりと楽しんでいる様子が印象的です。
飾らないながらも、それだけで絵になる光景です。
雰囲気と奥の大きな焙煎機を眺めていると、コーヒーとクランベリーケーキが到着。
注文時にコーヒーの説明書をいただいたので、改めて読みます。
本日のコーヒーは、ルワンダ。
ふむふむ、四国くらいの大きさの国ながらも、盛んにコーヒーが生産されているとのこと。
丁寧でわかりやすい説明に、豆や生産者への敬意を感じます。
フレーバーの特徴には、いちじくの文字。
どういうことだ?と思いながらグラスを口に近づけると、ふわっと甘い、まさにいちじくそのもののような香りが…!
芳醇な香りと、クランベリーケーキの爽やかな酸味が相まって、ひと口ひと口をじっくり楽しみたい、そんな時間を過ごせました。
心もお腹も満たされ、美術館へ進みます。
10:30 名画から現代アートまで!東京都現代美術館を満喫。
緑豊かな木場公園を横切り、東京都現代美術館へ到着しました。
広くて開放感のある美術館です。
この日は小学生のグループが展示を一緒に廻っていました。
小さなころからアートに身近に触れられるなんて、素敵ですね!
夏休み期間でしたが、平日の朝ということもあり、館内はゆったりと、丁寧に作品を見られる構成でした。
とにかく、広い!
連絡通路をわたり、地下に降り、さらには売店の奥まで…、どこまでも展示が続きます。
大きな作品も多い中、点数もとても多く、見ごたえたっぷりの内容でした。
私は現代アートに全然詳しくなく、初見で伺いましたが、そんな私でも楽しめましたよ!
こちらは特大サイズの展示物の、ほんの一部です。
その緻密さに何度もあちこちから見て、ほえ~っと見上げました。実物は展示でチェックしてみてください!
後半特に印象的だったのは、アートにおける現代らしさの参入。
筆跡を超越すべく、AIにドローイングさせた作品、
Photoshopを活用した作品、
工事現場の資材で作った作品。
どれも今まで触れたことのないジャンルです。
写実的な意味で上手に、きれいに描かれたものは心安らぎます。
現代アートはその点でいうと刺激的といいますか、「なんかすごいけど、よくわからない」と今まで敬遠していました。
今回の展示では若手アーティストが身近な現代を取り入れて、たくさんのメッセージや問題提起をしていることがグイグイ感じ取られました。
見どころ盛りだくさんなので、ぜひゆっくり時間をかけて見てみてください!
12:30 アートのようなランチを「100本のスプーン」で。
印象に残った作品の余韻に浸りながら、アートショップを回り、地下のレストランでランチをとります。
今回訪れた「100本のスプーン」は、美術館併設のレストラン。
こちらのお店、離乳食が無料!
ママ達がベビーカーを寄せて、お友達とゆったり寛いでいる姿は、なんだか安心します。
そしてあちこちにいるベビーが、可愛すぎます。
お店が広いので、周りの会話や音はさほど気になりません。
窓際の席で、夏の爽やかな緑と水のディスプレイを楽しみます。
豚のローストを注文。
ビストロのメインのような美しい盛り付けに、心が躍ります!
一緒に注文した自家製ジンジャエールの、爽やかなショウガの辛味ともマッチし、パクパクとたいらげてしまいました。
そしてデザートは、ブルーベリーのパフェ。
大粒のブルーベリーが並び、味も濃厚!
ひとつひとつのクオリティが高く、大満足なランチタイムでした。
13:30 のんびり帰り道で、本に出会う
お腹も気持ちもいっぱいになり、ゆっくり清澄白河駅へ戻ります。
深川資料館のある通り沿いを散歩していると、古本屋さんがありました。
美術館のショップでも読みやすそうな図解を買ったのですが、ここでも目に留まったのが、子供向けのふしぎ図鑑。
気になったものを選び、本との出会いを楽しみました。
歩いているだけでもステキな街、清澄白河
一杯のコーヒー、メッセージ性の強いアート、美味しいご飯や素敵な本。
何気ない風景の中にも気になるポイントがたくさん見つけられる、清澄白河はそんなステキな街です。
清澄白河散歩、ぜひ体験してみてください!
食べる事と歌う事が大好きなママライター。
最近初めて食べたものはイタリアンの「ンドゥーヤ」。
特に好きなソロ活の過ごし方は、美術館巡りと美味しいもの巡り。