ふらっと一人で湯布院へ
2024年の7月、一人でのんびり旅行したいなーと思い立ち、福岡から行ける場所の一つとして見つけたのが由布院。
「由布院に行くならやっぱり温泉かな?」
最初はそう考えていた私でしたが、食べ歩きや雑貨巡りが充実した中心地と由布岳や金鱗湖などの豊かな自然……調べれば調べるほどそちらに心が惹かれてしまい、そのままバスの予約をしました。
ざっくりこんなスケジュール
まず当日のスケジュールはざっくりこんな感じです。
8:48 博多バスターミナル 出発
10:59 由布院駅前BC 到着
11:10 由布まぶし心 湯布院駅前支店
12;15 COMICO ART MUSEUM YUFUIN
13:00 湯の坪街道
14:50 金鱗湖
15:15 CAFÉ LA RUCHE
15:40 湯の坪街道散策しつつ、駅へ戻る
17:00 由布院駅前BC 出発
19:07 博多バスターミナル 到着
実質の滞在時間は6時間です。
雨予報だったにもかかわらず、当日はほとんどの時間が晴れていてありがたかったです。
昼ご飯は贅沢に豊後牛まぶし
さてさて、由布院に到着してすぐに向かったのが豊後牛を食べられるという「由布まぶし心 湯布院駅前支店」。
事前に調べてみたら有名店っぽかったので行列に並ぶことも覚悟して行ってみましたが、席は普通に空いていてすぐに入れました。
「平日の昼前だから流石にそんなに並ぶわけなかったか」
目当ての豊後牛まぶしと日本酒を注文すると、前菜と日本酒はすぐに来ました。前菜から中々凝っていました。
お酒をちびちび飲みながらのんびり前菜を食べているとじわじわお客さんが増え、メインの豊後牛まぶしが来る頃には満席どころか待ちが出ている状態に。
「これは……早く来て正解だったな……」
そう実感しながらいよいよ食す豊後牛まぶし。
写真の通り、肉がたっぷり乗っています。
しゃもじで全体をほぐしてお茶碗によそってからそのまま実食……当然のことながらお肉が美味しい。
薬味や出汁もあるので飽きることなく食べられ、また釜で炊きあがっているので「おこげ」を食べられたのも嬉しいポイントです。
静かにまったり過ごせたCOMICO ART MUSEUM YUFUIN
さて、お腹を満たしてから向かった湯の坪街道。
私が最初に向かったのは、その賑わうメインストリートを外れた静かな小道にある「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。
私自身ネットで調べた情報だけではどんな美術館なのか分からなかったものの、美術館を巡るのは好きな為、好奇心の赴くままにひとまず入館しました。
まず受付で簡単な説明を受けます。
注意事項や順路、作品説明用の音声ガイドを受け取り、奥に進んでいきます。
そしていよいよ作品鑑賞タイム……
「……これはどういう作品なんだ?」
現代アートや建築作品に疎い自分は全く分からず、すぐに受付で貰った音声ガイドを活用しました。
解説で作品の意図や製作者の経歴を知って、ようやく作品の見方が分かります。
展示されている作品の数は少ないですが、その分一つ一つの解説を聞き、作品について思考を巡らし、静かな空間でのんびり作品を眺めるという、何とも贅沢な鑑賞ができました。
ちなみに順路の途中で何度か外に出たり、屋外に展示されている作品があったりするのですが、初夏の夏空と青々とした山が広がっていて、個人的にはそうした自然の景色も楽しめたのが凄く嬉しかったです。
やはりというか、美術館自体も由布院の風景との調和を意識されているようです。
綺麗な建物、雄大な自然、静かで落ち着いた空間……私自身こういった浮世離れした時間が大好きなので、個人的に満足度はとても高かったです。
街道散策でぶらぶら街歩き
浮世離れした時間を過ごした後は、賑わしい湯の坪街道へ。
この時点で薄々感じていたのですが、とにかく外国人が多い。体感として8割は外国人じゃないかなと思うほど。
ザ日本って感じの街並みなのに、溢れているのはあまり聞きなじみのない異国の言葉なことにちょっと不思議な気分になりました。
グーグルマップとにらめっこしつつも、歩きながら何となく雑貨屋に入ったり、食べ歩きしたり……こうした時間が最高に自由って感じします。一人旅の醍醐味ですね。
こちらは由布院豆柴カフェでの写真。
犬好きな私は勿論沢山もふもふしました。
自然溢れる金鱗湖へ
そんな風に思い付きでふらふらしながら街道を抜け、静けさのある道を少し歩いて到着したのは金鱗湖。
緑に囲まれた美しい自然の景色が広がっています。
観光客もそこそこいます。
景色を眺めつつ湖のほとりをゆったり半周すると、これまた古めかしい神社がありました。
「天祖神社」というそうです。
湖を見ようと神社の裏側へくるりと移動……景色はこんな感じです。
「あまりにも鳥居が良い……!」
そんな風に感動して、素人ながら沢山写真を取りました。
秋から冬の朝は霧に包まれた幻想的な風景を見ることができるそうですが、色がはっきりとした夏の湖も悪くないのではと思えました。
少しのんびりしてからまた半周し、元の場所に戻ります。
まだ時間に余裕があったので、せっかくだからと湖が見えるCAFÉ LA RUCHEというカフェに入りました。
お腹はいっぱいだったので飲み物のみ注文。
幸運にも窓際の席が取れたので湖を眺めながらしばし休息を取ります。
窓から見える景色はやっぱり最高。
オレンジジュースを飲んでまったりと過ごしてから名残惜しくも街道に戻り、お土産も買いつつバス停に向かいました。
「いい時間を過ごせたなあ」
帰りのバスの中ではそんな気持ちで胸がいっぱいでした。
まとめ
かかった費用はざっくり以下の通りです。
・バス代:6500円
・旅先で使った代金:約11,000円
勿論コスパなんか気にせず過ごしましたが、結果的にはコスパ最高だったと思います。
行動した範囲は「由布院駅~金鱗湖」だけでしたが、半日遊ぶのに丁度いい規模感だと思いました。
周辺には旅館や由布岳もあり、別府までのバスも通っているそうなので、泊まりで行くにも十分楽しめそうです。
日帰りで行ける温泉施設はほとんどなさげです。
老若男女、国籍も関係なく観光客が沢山いたので、女一人で行動していても気にならずに楽しめました。
【最後に】
自然大好き!落ち着ける場所大好き!な私にはぴったりの旅行になりました。
誰かと行く旅行も勿論大好きですが、思いつくまま寄り道して好きなように過ごせるのは一人旅ならではの贅沢だと思います。
まだまだ紹介しきれていないスポットもありますので、もし少しでも興味がわいた方がいましたら、ぜひ由布院を調べてみてくださいね。
福岡で旦那と二人暮らし。
自然、アニメ、美味しいものが好き。
今興味があるのは一人アフタヌーンティー。