芸術の秋ということで 神奈川変わり種美術館３選

秋は、美術館とか行きたくありませんか？

秋はなんだか気持ちも落ち着いて、普段はそんな事思わないのに「美術館とか、行ってみようかな」なんて気になりませんか？
普段行き慣れていないと縁遠く、かつハードルが高く感じられる美術館ですが、なんと言っても、一人でいても誰にも気にされない心地よさがあります。他にもおひとりさまはたくさんいますし。

そんなわけで、誰にも会う予定のない休日に、美術館に行って非日常を味わうのも良いかと。
今回は比較的ハードルの低い、神奈川にある変わり種美術館をご紹介します。

彫刻の森美術館[神奈川県足柄下郡箱根町]

行ったことは無くても名前ぐらいは知っている、あまりにも有名な美術館ですね。
オープンしたのは1969年なので、50年以上の歴史があります。
昔はフジテレビでちょいちょいその風景を見かけたものです。

「美術館」とは言いつつも建物は少なく、箱根の山間を切り拓いだ広い空間に芸術が点々と置かれているオープンエアーミュージアムとなっています。その数約120点。

天然温泉の足湯や3種類のレストランなどの休憩スポットも充実。

山野済んだ空気を感じられながら、芸術品に触れて気持ちのデトックスができる魅力的なスポットです。
建物に入る感覚は薄いので、心理的なハードルは低いかも。

星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ[神奈川県足柄下郡箱根町]

子供の頃に絵本で触れて、大人になっても親しみを感じる人も多い「星の王子さま」をテーマにした小さな美術館です。
（ちなみに「星の王子さま」は、世界中で総販売部数1億5千万冊を超えているのだとか）

園内には四季折々の花を楽しむことができる「ヨーロピアン・ガーデン」、赤系のバラで統一された「ローズガーデン」、冬に咲くバラを楽しめる「クリスマスローズの花園」、1900年代のフランス・リヨンの町並みが再現されている「王さま通り」、星の王子さまファン必見の「映像ホール・展示ホール」などがあります。

展示ホールでは、作者のサン＝テグジュペリの人生を9つの時代に分けて振り返っており、幼少期に過ごした部屋が再現されていたり、サン＝テグジュペリが愛用した品々や母に宛てた手紙などが展示されています。

また、物語の中から飛び出してきたようなメルヘンなレストランも魅力的です。

童心に帰ってメルヘンに浸れば、忘れていた何かを思い出すかも？

北鎌倉 葉祥明美術館[神奈川県鎌倉市]

北鎌倉 葉祥明美術館は、「白い犬のジェイク」シリーズや「地雷ではなく花をください」シリーズなどで知られる絵本作家・葉祥明氏の作品が展示されているアンティーク感あふれる美術館です。

画家で詩人の父親と、優しい夫人、そして10歳のリラちゃんと5歳のクロードくんの一家が、かつて住んでいたというイメージでつくられた美術館内は優しい雰囲気が漂い、その空間に約80点の作品が常時展示されています。

葉祥明氏が紡ぎ出す優しい言葉や世界観に触れた来場者たちからは、「自分がいっぱい「無理」していた事に気付けた」「心が優しくなれた気がする」「非常に深い言葉の数に思わず心打たれた」といった感想が寄せられているとか。

最近心がお疲れ気味のあなたには、一時の清涼剤になる美術館かも。

※コース内容や料金が変更となっている場合がありますので、詳しくは施設にお問い合わせください。