実は最高!自分と向き合えるひとり海水浴のススメ

ひとり海水浴 江の島 みんなのソロ活体験

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広い海は、ひとりの女も受け止めてくれる

編集部
編集部

みんなのソロ活体験談をご紹介するコラム。
今回は、MAAさんのひとり海水浴体験です。
以前見かけたアンケートでは「マリンレジャーは行けるけど、ひとりで海水浴はムリ」と言われていましたが、果たしてどんな楽しみ方ができるのか。。。

「ひとりで海水浴」と聞くとかなりハードルが高く聞こえませんか?
実は私もそう思っていました…でも、実際は違ったんです。
そんな私の体験談をぜひ覗いていってください。

ひとり海水浴に行くことになったワケ

私は昔から夏になると毎週欠かさず遊びに行くほど「海」が大好きでした。
広くて大きくてキラキラしていて、見ているだけで心が浄化されるような、私にとって海はとても落ち着く場所だったのです。

ソロ活をはじめた当時、私は社会人5年目の28歳。
仕事は忙しく恋人もできず、さらに平日休みが多かったため友達とも休みが合わず…
いつの間にか何をするにもひとり行動がお決まりになり、自然とソロ活をするようになっていきました。

大好きな夏になり、新しい水着を買った私。
海開きと同時に海の家が一斉にオープンした知らせを聞いて、もう海に行きたくてソワソワ。
でも友達と海に行く予定を合わせるのはなかなか難しく、夏を満喫できない日々にモヤモヤしていました。

ある晴天の朝、ついに我慢していた何かがプチっと切れてしまい、
「もう一人でいいじゃん!!」
と、水着を持って家を飛び出したのがきっかけでした。

浮き輪でぷかぷか「無」の時間

ひとり海水浴 江の島

電車に揺られ江の島の海岸に着くと、青空の下にズラッと海の家が並んでいます。

海の家ってたくさんあっていつも迷ってしまうのですが、この日は「シャンプーの種類が色々選べますよ!ドライヤーもナノイオンです!」の誘い文句に惹かれ即決定。

海の家が決まったので、早速更衣室へ向かいます。
買ったばかりの水着に着替え、「今日は一人だし防犯対策はしっかりしないと」と気を引き締め、貴重品をロッカーに預けます。
当たり前のようにスマートフォンを一度手に取りましたが、なんとなく今日はいいか…とロッカーにそっと戻しました。

さて、これから何をしようか…まず目に入ったのはレンタルの大きな浮き輪。
ガッツリ泳ぐのも楽しいけど今日は浮き輪の気分だなと、浮き輪を持っていざ海へ出発です。
最初は周りが気になりキョロキョロしてしまいましたが、みんな海を見たり遊ぶのに夢中で誰もこちらを見ていません。

周りを確認し安心した私は、何もない水平線をぼーっと見つめながら浮き輪でぷかぷか浮かんでいました。
「引き継いだ仕事は大丈夫かな…会社から電話きてないかな…」
少しの間、仕事のことが気になりポツポツと頭の中に浮かんできましたが、時間が経つにつれそれらはどうでも良くなり、ゆらゆらと揺れる波のリズムでかき消され、何も考えない「無」の時間に変わっていきました。

日常の中で「無」になれる瞬間って殆どないと思いませんか?
毎日メールや電話、SNS…常に何かに追われるように過ごしていた私は、気付かないうちに疲れが溜まっていたのかもしれません。
海には何もありません。見渡す限りそこは海。
スマートフォンを手放して日常から少し距離を置くことで、私の心が少しずつデトックスされていくのを感じました。

お腹が減ったら海の家でランチ

グ~~ッ♪ お腹が鳴り、あれ?今何時だろう…
海の家に戻り、時間を確認するともうお昼です。

ひとり海水浴 江の島

何か食べようとメニューを見ていると、なんと私の大好きなタイ料理が!
この日食べたのはガパオ・トムヤムクン・グリーンカレーのセットです。
定番のラーメンや焼きそばも良いですが、この日のタイ料理のチョイスは100点満点でした!

ご飯を食べながら次は何をしよう…と考えます。
「あ、海で本を読もうと思ってたんだ」と思い出し、
食事を終え、ロッカーへ本を取りに。
連絡がきていないか気になってしまい、結局スマートフォンも一緒に手にしてしまいました。

でも連絡は全くきていなくて、ほっと一安心。
今日は休みなんだから仕事は他の人に任せて、のんびりしようっと。

ビーチベッドで太陽を浴びながら最高のお昼寝&読書タイム

本を読むなら寝ながら読みたいなと、今度はサマーベッドとビーチパラソルをレンタル。
レンタル店のおじさんが手際よく、サマーベッドとパラソルを好きな場所に設置してくれます。

ひとり海水浴 江の島

今日持ってきた本は、ひとりで過ごす時間が多くなってきた頃、読書にチャレンジしようと思い買ったものの、家で読んでも集中できず放置していた本です。

また今日も途中で飽きてしまうかも…と思っていましたが、今日はなぜかスラスラと内容が入ってきます。
平日とはいえ、ある程度家族連れやカップルで賑わいザワザワとしているのに、それが波の音と合わさってまるでBGMのように聴こえ、不思議と気になりません。
気付けばあっという間に一冊読み切っていました。
環境が変わるだけで、驚くほど集中して本が読めたのです。
私はそれまで本を読むことに苦手意識があったのですが、海で本を読んだことをきっかけに苦手意識も無くなりました。

気を良くして二冊目を読み始めると、海風が心地よくウトウト…
そのままお昼寝してしまいました。

暑さで目を覚ますと30分くらい寝ていたようです。
喉が乾いたし体も火照ってしまったので、海の家でかき氷を食べました。

かき氷を食べてリフレッシュしたら、また本の続きを読みます。
いつの間にかまた寝てしまい、ガサゴソ音がして目を覚ますと、先程パラソルを設置してくれたおじさんが「起こしてごめんね、日が傾いてきたからパラソルの位置を変えておいたよ~」と。
見ると太陽の位置がだいぶ西側へ移動しています。
今、何時だろう…
海の家に戻るともう夕方です。
そろそろ海の家も閉まるし、シャワーを浴びてどこかへ移動しよう。

夕日を眺め自分を見つめ直す時間

シャワーを浴びながら、次はどうしようと考えます。
そうだ、江ノ島弁天橋の方へ行ってみよう。

歩いていると空がだんだん赤く染まってきました。
ちょうど富士山に夕日が沈むところが見れそう!
自然と歩くスピードもあがります。

ひとり海水浴 江の島

夕日スポットに辿り着くと、昼間の空とはまた違った表情を魅せる空に、目頭がジーンとしてしまいます。
一度だけ夕日にスマートフォンのカメラを向け撮影しましたが、自分の目で見る景色の方が何倍も美しいことにハッとして、写真を撮るのをやめました。

夕日で赤く染まった海が「明日からまた頑張ろう」と背中を押してくれるようです。
悩み事やイライラ、うまくいかなかったことも、すべて赤く染まった大きな空に優しく包まれていきます。

電車で来た特権!ビールとハンバーガーで締める!

夕日が沈むのを見届けた私はしばらく感動に包まれていましたが、グ~~ッ♪ とまたお腹が鳴る音で現実に引き戻されました。
せっかくなら夕飯も食べていこうかな。
そうだ!ちょっと足を伸ばして、前から気になっていたお店に行ってみよう。
江ノ電に乗り、長谷駅へ向かいます。

長谷駅から歩いて5分、着いたお店はグッドメローズというハンバーガー屋さん。
お店に入ると、なんだかハンバーガー屋さんと言うよりオシャレなバーのような雰囲気です。

ひとり海水浴 江の島

メニューを見るとお酒の種類もたくさん!
今日は電車だし、お酒も頼んじゃお♪
今宵はゴルゴンゾーラチーズバーガーとビールで乾杯です。
たくさん海を満喫した体にビールは格別です!
粗びきで肉感たっぷりのハンバーガーも絶品でした!

食事を終えお会計をお願いすると、店員さんが「おひとりで来られていたので、地元の方ですか?」と。
午前中は周りを気にするほど恥ずかしがっていた私が、ひとり海水浴を終えて別人のように堂々と「いえ!地元じゃなくて、ひとり海水浴にきてました!」と答えていました。

すっかり暗くなった海を横目に、ほろ酔い気分で帰路に着きます。

海はひとりの私でも受け入れてくれる

ハードルが高いと思い込んでいたひとり海水浴。
やってみたら、思いっきりひとり時間を楽しむだけでいい、最高のソロ活でした!

海はどこまでも続いていて、悩んでいたことが馬鹿らしくなってしまうくらい本当に綺麗で偉大です。

疲れている人にこそ体験してほしいひとり海水浴。思い切って挑戦してみてくださいね!


この記事を書いた人
MAA
神奈川県に住む30代の専業主婦。
結婚の決め手は、お互いにソロの時間も大切にできる相手だったこと。
癒される場所は海・川・神社・日本庭園。
好きなことは食べること・お酒・ファッション・アンティーク収集。
思い立ったらすぐ行動に移すのが信条。
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