舞台の世界に没入するなら、ひとりミュージカルがおすすめ

ひとりミュージカルだからみんなのソロ活体験

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ミュージカル作品をじっくり味わうなら、ひとりの方がいいのかも?

編集部
編集部

みんなのソロ活体験談をご紹介するコラム。
今回は、kame1209さんのひとりミュージカル体験です。
突然行けることになったひとりミュージカル。いろいろな発見があったようですよ。

みなさん、ミュージカルはお好きですか?私は歌と踊りによって物語が進んでいくミュージカルの世界が大好きです。
ただミュージカル観劇に一人で行くのは勇気がなく、これまで一度も挑戦できずにいました。
今回、ラッキーが重なったおかげで突如挑戦することになった初めてのひとりミュージカルについて、私の体験をお話ししたいと思います。

突然やってきた、ひとりミュージカルのチャンス

ミュージカル観劇が好きな私。
子どもが生まれる前までは、記念日や自分へのご褒美に家族や友人を誘ってたびたびミュージカルを見に行っていました。
しかし、子どもが生まれてからは家事に育児に追われてなかなか自分の時間が持てず、すっかりミュージカル観劇とは無縁な生活を送っていました。

ところが、そのチャンスは突然やってきました。
主人が子どもを連れて学生時代の友人に会いに行くから、明日は一人で出かけてくれば、と言ってくれたのです。
もちろんこれまでも何度か一人で出かけるチャンスはあったのですが、時間が短かかったり、一人でミュージカルに行くことに抵抗があったりして、なかなか挑戦できませんでした。

今回も、迷いながらダメもとで劇団四季のホームページを開いてみました。
劇団四季には当日券制度があり、インターネットで公演前日の19時から残っている席を買うことができます。
そうしたらなんと、昼公演の「美女と野獣」の前のほうの席に、ポツンと空きがあったのです!
これはチャンスと思い、そのまま予約をしました。

一人だと並び席を探す必要がないし、妥協することなく席を決めることができるところがいいですね。
こうして、一人で行って楽しめるだろうかという一抹の不安はあるものの、久しぶりにミュージカル観劇をすることが決まったのでした。

今回観劇したのは「美女と野獣」

今回私が予約したのは、舞浜アンフィシアターで行われる「美女と野獣」です。
舞浜と聞くだけで、なんだかわくわくしてきてしまいます。

「美女と野獣」はディズニーアニメでも有名な物語ですので、私は話の内容を知った状態で観劇に行きました。
知っている話をわざわざ見に行かなくてもと思う方もいるかもしれませんが、内容を知っているほうが歌や踊り、演出そのものに集中できるので、私はある程度ストーリーを予習してから行くほうが好きです。

観劇当日、主人と子どもを一足先に家から送り出し、ゆっくり準備を始めました。
劇団四季のミュージカルは特にドレスコードはないそうですが、お気に入りのキレイめワンピースにパンプスで行くことにしました。
普段子どもたちがいると、ズボンにスニーカーが基本スタイルになってしまうので、ヒールのある靴を履くと気分が上がります。

12時開演のため、お昼はカフェで軽く済ませ劇場に向かいます。
舞浜駅から舞浜アンフィシアターまでは、イクスピアリを抜け、ディズニーアンバサダーホテルの前を横切らなければならないので、10分~15分ほどかかります。
イクスピアリ館内が混雑しているとなかなかたどり着けないかもしれないので、行かれる方は時間に余裕をもって行くことをおすすめします。

開演10分前に会場に着くと、女子トイレに長蛇の列ができていました。
会場に入る前にお手洗いを済ませておいてよかったと思いつつ、席に向かいます。

開園までのわくわくタイム

ひとりミュージカルだから

私の席は前から9列目、前過ぎて見上げる必要がなく、でも演者さんの表情まで見られるくらい近い良い席だと思いました。
ちなみに劇場の写真撮影は開演までの間、自分の席からのみ可能なのだそうです。

開演までの間、席に座りながら周りの人を眺めて過ごしてみました。
ディズニーリゾートのすぐ横ということもあり、おそろいのキャラクターTシャツに身を包んだご家族や、素敵なワンピースを着ておめかししている女の子、物語の主人公ベルを思わせるような青色のワンピースの女性など、様々な装いでみなさん開演の時を待っていました。

私のように一人で見に来ている人もちらほら見かけ、なにより隣の席の方も一人で来ているようだったのですごく安心しました。

幕が上がればすぐ没入

とはいえ、幕が上がればみんなが舞台に集中するので一人でいることは全く気になりませんでした。
むしろ、歌と踊りと物語の世界に没頭できて幸せな時間を過ごせました。

ひとりミュージカルだから

休憩は途中20分ほどあります。トイレやグッズショップでの買い物、劇場内のタリーズで飲み物を買うこともできます。
再入場券をもらえば劇場の外に出ることも可能です。
私はグッズに興味はないので、キャスト情報だけ確認し席に戻りました。

劇中で私が一番気に入っているシーンは、落ち込んでいる悪役ガストンを酒場のみんなで励ますシーンです。
踊りに合わせて打ち鳴らされるビアジョッキの心地よい音に、こちらまで元気をもらえます。

そして、なんといっても感動的だったのはビーストの歌声でした。
野獣のときの絶望、怒りや悲しみを帯びた声から一転、王子様の若々しく希望に満ち溢れた歌声に変わるのです。
声そのものや声量は変わらないのに、こんなにも歌い分けられるものなのかと感動しました。

最後はもちろん私もスタンディングオベーション。
前の方の席だったことに加え、一人で来ていて同伴者を気に掛ける必要もないので、心が動くままに拍手を送りました。

観劇後は感動を分かち合う相手がいないことを少し寂しく思いつつも、久しぶりにミュージカルを観られた満足感で満たされながら帰路につきました。

ひとりミュージカルはソロ活にピッタリ

ひとりミュージカル、ご興味持っていただけたでしょうか?
前日にミュージカルに行くことを思い立ったとしても意外と良い席が空いていることもあり、周りを気にせずにミュージカルの世界にどっぷり浸れる点で、ひとりミュージカルはソロ活に向いていると思いました。
幕が上がってしまえば周りの目を気にする必要がないことも、ソロ活に少し抵抗のある方でも楽しめるポイントになるかと思います。
歌や踊りが好きな方、物語の世界に心行くまま入り込みたい方は、是非ひとりミュージカルにチャレンジしてみてください。

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