昼間とは違って、夜のカフェってとてもいい！
みんなのソロ活体験談をご紹介するコラム。
今回は、なたりぃさんのひとり夜カフェです。
夜に行くカフェって、昼間とは雰囲気が違っていいんですよね。
皆さんはソロ活で「夜カフェ」に行ったことはありますか？
「夜カフェってなに？」「普通のカフェとなにが違うの？」そんな疑問が真っ先に浮かんできそうですが、概念は以外とシンプル。
『通常の食事時間よりも、少し遅い時間（20時〜）に食事やデザート、ドリンクを楽しめるカフェ』のことです。
昼間も営業しているカフェがそのまま夜も営業している場合もあれば、最近では夜にだけひっそりと店を開いている夜カフェもあるんだとか。
夜の闇に溶け込むように、照明などを少し抑えた大人の雰囲気のある場所も多く、ゆったりとした夜のひとり時間を過ごすことができ、一部の大人女子からは「居酒屋よりも夜カフェ！」と言われるほどジワジワとブームになっているのです！
それに、ソロ活をする人にとって、実は夜カフェは昼間のカフェとは違うナイスポイントもたくさん！
今回は私が実際に体験したソロ活の１つである夜カフェについて、ご紹介したいと思います。
疲れた私を優しく迎え入れてくれたのは、あの人気店
今回私が足を運んだのは、言わずと知れた東京の人気カフェ「No.4」 。
グルメによる 「カフェ百名店2022」 にも選ばれている有名カフェであり、市ヶ谷駅・麹町駅から徒歩5分というアクセスの良い立地にあります。
これまで何度か来たことはあるものの、夜に来るのは今回が初めて。
8月末、仕事の怒涛の納品ラッシュを終えた私は、全身を糖分が欲しているのを敏感に感じ取り、どうしてもこのお店のフレンチトーストが食べたくなったので、ひとりで向かうことにしました。
市ヶ谷駅を出て日本テレビ通りに沿って歩き、千代田区四番町郵便局を通り過ぎると、広いアスファルトの敷地に建つ、スタイリッシュで木造のコンテナハウスがでんと構えています。
建物自体が非常に大きく存在感はありますが、夜の柔らかい照明に照らされながらこちらにドアを向ける店構えは、先ほどまで社会の歯車となってクタクタになるまで働いてきた私を、優しく迎え入れてくれているのだと、都合の良すぎる解釈が許されると信じて疑わないほど優しい存在感を放っており、迷うことなく入店。
「いらっしゃいませ、何名様ですか」
早速にこやかに迎えてくれた店員さんに、小さく人差し指を見せると、「店内とテラス席、どちらになさいますか」と聞かれたため、「テラス席で」と小さくはにかんだ。私はテラス席が大好物なのだ。
案内する店員さんについて行き、店内右手にあるパンのラインナップやキッチンを横目に見ながらテラスに出ました。
先ほども書いた通り、「No.4」は言わずと知れた東京の人気カフェなので、土日は朝やお昼どきに来ると、行列必須。
私も以前、友人とモーニング目的で来店した際には、朝9時に到着したにも関わらず、軽く1時間は並んだほど。
それが、夜に来ると、いっさい並ばずに入ることができる！
学生さんや主婦、ご家族連れの方々がいらっしゃらない分、日中ほどの混雑にはならないのかも？
人気店に並ばずに入ることができる。これこそ夜カフェの醍醐味でもあるかもしれません。
見渡せば、同じくおひとりさまがたくさん
案内された席に座って、私はiPhoneを取り出しました。
このお店では、テーブルに置かれたQRコードを読み取って、自分のスマホから食事やドリンクの注文をします。店員さんと不必要に会話をする必要がないなんて、ソロ活にもってこいのお店ですよね。
私はしばらくの間画面とにらめっこをして注文を済ませると、スマホをテーブルに伏せ、夜の空気に目を閉じてみました。
テラスの近くから、リリリリリリィと小刻みに震える鈴虫の鳴き声が聞こえきて、自然を近くで感じたような気がして頬が自然と緩むのを感じます。
そういえばと思って目を開き辺りを見渡すと、やっぱりそうです！
テラス席を含め、店内は意外とおひとりさまが多い。
私のちょうど正面と斜め前に座っている二人の女性も、それぞれソロで食事を楽しんでいるようでした。
ひとりでお店へ行くと、自由な時間の過ごし方にワクワクすると同時に、周囲から“一緒に行く人がいないさみしい人”と思われてしまわないかと、見栄による不安が頭をよぎってしまうこともあります。
しかし、このお店では美味しい食事やデザート、ドリンクを自分だけのために楽しみながら、動画を観たり読書したり、何もせず目の前の食事に向き合ったり。
夜の静かな空気を各々が好きに過ごしている様子を見て、なんだかとても心強く幸せな気分になりました。
看板メニュー「カリふわ自家製フレンチトースト」にとろける
先に運ばれてきたアイスコーヒーを飲みながら“何もしない”を楽しんでいると、
「お待たせしました、フレンチトーストコンボです」と店員さんがテーブルにプレートを置いてくれました。
待ちに待ったお目当の食事を目の前にして、私の口の中は、まさしく涎の大洪水。
このお店の不動の人気メニューは自家製フレンチトースト。
カリふわ食感でジュワッと甘みの溢れる分厚いフレンチトーストと、その上にトッピングされた真っ白な塩ホイップが特徴です。
私が注文したフレンチトーストコンボとは、そんなフレンチトーストと一緒に、サラダや目玉焼き・ベーコンがついてくる、まさしく大人の女性の夢が詰まったような最強プレート。（オプションでスープ付きメニューもあり）
しかも、全てが木のプレートに乗っているので、見た目も最高に可愛いのです。
待ちきれず、フレンチトーストにナイフとフォークを入れ、口元へパクリ！
甘さがしみしみに染み込んでジューシーなフレンチトーストは、口に入れた途端ジュワッと溶けてしまうほど柔らかい！
そうそう！これこれ！
尽かさず次の一口には、上に乗った塩ホイップを塗りつけて、もう一度パクリ！
フレンチトーストの甘さと塩ホイップの絶妙な塩加減の相性が絶妙で、手が止まらなくなってしまいます。
横で可愛らしく待っているサラダや目玉焼き・ベーコンも間で楽しみつつ、時折ぼんやりと外を見つめたりしていると、いつの間にか目の前のプレートは真っさらになっていました。
明日も仕事が私を待っているぞー！あとは家に帰ってゆっくりお風呂にでも浸かりますか。
美味しすぎるフレンチトーストを食べ、心もお腹もいっぱいになった私は、他のソロ活女子達をよりも一足先にお店を出ました。
昼とは違って、ゆったりと嫋やかな時間が流れる夜のカフェ。
皆さんも仕事や用事終わり、息抜きに是非訪れてみてはいかがですか。
本文中写真出典元：
No.4インスタグラム
都内の会社に勤務する20代女子。
激務の合間に行うソロ活が至福の時間。
国内旅行・読書・映画鑑賞・カフェ巡り・自宅トレーニング・焼き肉・ラーメン・カラオケ・ピクニックなどを嗜む。
「自分の機嫌は自分で取る」タイプ。
