ここでは、堂々とモノを壊していいんです
生きていれば、そりゃあなにかしらのストレスは溜まるってもんです。
みなさんはそんな時、どうやって発散していますか?
今回は、誰にも見られない秘密の場所で、騒いだり叫んだりしながらモノを壊しまくってOKな場所を見つけたので行ってみました。
(ソロ活女子のススメ3で、「ソロ破壊」する場所として紹介されていた施設です)
これは、ストレス発散にはピッタリな新たなソロ活かも?
そんな想いを持ちながら体験してきた様子をご覧ください。
そこは、池袋の裏路地にある秘密の場所?
JR池袋駅の東口。
たくさんの人が行き交う中をすり抜けて、Google mapの案内に従い歩いて行きました。
歩いていると、なんだかどんどん人が少なくなっていく。。。ほんとにこんな所にあるのか?
一本裏の道に入って男女専用のホテル前を過ぎ、柵の建てられた空き地のあたりまで歩くと。。。
目指す場所はそこにありました「REEAST ROOM 池袋店」
ニューヨークにあるような(行ったことないけど)落書きが書かれた看板。
周りの人気のなさ。
怪しい。怪しすぎる。。。
でもたしかに場所はここなので、恐る恐る足を踏み入れました。
怪しさMAX。
この階段の上に何が待っているのやら。。。
そこは、ニューヨークテイストな受付
階段を上がった先には、これまたニューヨークにあるような(行ったことないけど)バーのような空間。
どうやらここが受付と待合室ということのようです。
「ご予約の方ですか?」
とふいに声を掛けられ、そちらを見るとちょっとヤバそうな雰囲気のおにーさん。
そのおにーさんが受付・案内担当のようでした。
まず最初にコースの案内。
今回予約した「スタンダードコース」は、ワレモノ10点と小型家電1点を、15分間壊していいコース。
プランをアップグレードすると壊せるモノの数が増え、時間が延ばせるらしいのですが、今回は初めてなのでスタンダードのままで。
次にQRコードを読み取るよう言われ、それに従うと利用規約が。
いろいろ書いてあったけど、要は「ケガしても自己責任だからね」ということらしいです。
ざっと読んで、承諾。
「トイレはこのフロアにしかないので、行くのであればどうぞ」
と言うので遠慮なく。
とにかく説明が矢継ぎ早で、追いつくのに精いっぱい。。。
トイレを済ますと、
「じゃ、行きましょう」
と促され、もう一度階段を下がり、いよいよブレイクルームへ。
いよいよブレイクルーム。。。の前にお着換えタイム
階段を下りた先にあったのは、ロッカーやツナギが置かれた前室のような場所。
(周りから遮断された更衣室ではない)
ここでもおにーさんが、矢継ぎ早に説明を。
「手荷物はロッカーに入れて鍵をかけてください」
「スマホを持ち込んでOKですが、壊さないように」
「服の上からツナギを着るので。通常から2サイズ大きいもの選んでください」
「靴を履いていただくので足のサイズを教えてください」
ちょっと、待ちー!
こっちは初めてかつ、部屋が暗くてよく見えんのじゃー!
。。。心の中で言いながら、着なれないツナギを着て靴を履きます。
ツナギ姿って、なんか恥ずかしいのは私だけでしょうか?着慣れていないから?
用意している最中、意外にも(?)おにーさんがフランクに話しかけてくれました。
(決して怖い人ではないことを確認)
聞けば、
「僕もびっくりしたんですけど、ブレイクルームは女性一人で来る方が多いです」
「そうなんですか? やっぱり夜ですか?」
「ここは15:00オープンなんですけど、開店と同時に来られる方もいますね」
そんな、満を持してモノを壊しに来るおひとりさま女性がいるなんて!
みんな、ストレス溜まってんだなぁ。。。
なんて思っていたら、再び矢継ぎ早な説明。
「ゴム手袋してください」
「物を壊すときには、その上からグローブをはめてください」
「ヘルメットは被って後ろのダイヤル回すと締まっていきますから」
「物を壊すときには、必ずバイザーを下げてください」
もう!
ブレイクルーム。そこは人の苛立ちが発散されたカオスな場所
足を踏み入れたブレイクルームは、10畳ぐらいの広さ(に見えた)
古タイヤを積み上げて作った台の上に、グラスやお皿、アイロンが置かれています。
脇には、胴体部分だけの人形(トルソー?)
その奥には、ここを訪れた人たちが壊したのであろうモノたちの残骸が。。。カオスです。
「このテーブルの上にあるのはお客様のモノなので、自由に壊していただいて大丈夫です」
「こちらの人形も殴ってOK」
「残骸の中のモノを取り出して壊すのもかまいませんが、けがをしないように」
「物を投げるときは、必ず正面の壁に向かって投げてください。天井に投げると自分の方に跳ね返ってきて危険です」
「後ろに壊したり殴ったりする用の棒があります。長さがあるので気を付けて下さい」
「後ろの壁にスマホホルダあるので自由に使ってください」
「僕が部屋を出るときこのタイマーを押していきますので、タイマーが鳴ったら終了となります」
などを言い残し、おにーさんは出ていきました。
さてと。。。
いざモノを壊そうと思うと、ちょっと緊張します。
普段の生活の中では、モノは壊さないように扱うのが前提ですから。
まずはグラスを手に取り、やや加減しながら壁に投げつけてみます。
バリーン!
あっけなく砕け散ります。
「なるほど」
と、意味の分からない独り言。
もういっちょ、
バリーン!
2~3個投げると、気持ちが場になじんできて落ち着いてくるから不思議です。
皿やアイロンを、バールで遠慮なく破壊
お次は、バール(のようなもの)で、人形のわき腹を殴ってみます。
バシ! とタイヤを殴ったような感覚。
「うりゃあ!」
と叫びながら殴ると、なんかスッキリしてきます。
殴ってもやり返してこないから安心。
続いて白い大皿を床に置き、そこにバールを振り下ろして、
バリーン!
きれいに割れるもんです。
さらにアイロンを床に置き、真上から一撃。
粉々です。
そんな感じでエンジン掛かってきたので、残りのワレモノを投げたり割ったり。。。
しているうちに、壊すモノがなくなりました。
「ん? 意外と15分って長い? 手持ち無沙汰じゃん」
仕方がないので、積みあがった残骸の中からモノを取り出して壊しているうちに、制限時間がやってきました。
終わると、汗と変な疲れが
「はい、お疲れ様です。けがはないですか?」
と言いながら、おにーさんが入ってきました。
促されるままヘルメットとツナギを脱ぐと、汗がヤバイ。。。タオルと着替えを持ってきたのは正解でした。
「ポイントカードありますけど作りますか?」
との案内に、勢いでそのまま「はい」と。
きっとストレスフルな毎日を送っている女性たちは、ポイントが溜まりまくっているに違いない。
一通り支度を終えた後、上の階にある「アックススローイング」の部屋を見せてもらいました。
的に向かって斧を投げ、点数を競うゲームで、新種のスポーツという位置づけらしいです。
こちらは男性の利用客が多いのだとか。ダーツバーのような感覚なのかな?
「ありがとうございました」
と挨拶をして店を出て駅に向かったわけですが、腰から下に不自然なだるさが。。。モノを壊すって、意外と体力使うようです。
堂々とモノを壊していい体験は、2回目以降が気持ちいいかも
今回は初体験ということで要領もわからず、言われたことをこなして終わったというのが正直な感想。
モノを投げたり壊したりするのにも、やや遠慮があったし。
でもこれ、手順がわかった2回目以降はきちんと没頭できる気がします。
ストレス発散のために、カラオケで熱唱したりしている人には相性がいいかも。
人には見せられない野生の自分をここで解き放って、普段は涼しい顔で気分良く過ごすのは、むしろ健康的な気がします。
あ、行くときはパンツやデニムを履いて汚れてもいい動きやすい服装で。
必ずタオルと着替えは持参してくださいね。
レッツ、ぶっこわしー!
REEAST ROOM 池袋店で、ものぶっ壊し体験をしてみる
REEAST ROOM 池袋店 基本情報
住所 | 東京都豊島区東池袋1-44−17 |
最寄り駅 | JRほか「池袋駅」東口から徒歩約5分 |
体験時間 | 平日:14:00~21:30 休日:10:00~21:30 ※30分おきの受付 |
詳細・予約ページ | REEAST ROOM 池袋店 |
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