元気が足りないと思ったら、ひとりでゲイBARに行くワタシ

ひとりゲイBAR みんなのソロ活体験

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ゲイBARは、男心も女心もわかるママが元気をくれる場所

編集部
編集部

みんなのソロ活体験談をご紹介するコラム。
今回は、MILKさんのひとりゲイBAR体験です。
ナンパをきっかけに、ゲイBARに行くことになったMILKさん。
行ってみると意外と居心地が良かったようで。。。

ひとりでゲイBARに行ったことのある人って、たぶん少ないですよね?特に女の人は。だから私の体験は結構珍しいかも。
一度行ったらすっかりハマってしまった私の体験をご紹介します。

ナンパ からのゲイBAR

ひとりゲイBAR

私が婚活をしていた20代後半のとき、婚活仲間と出会いを求めに江ノ島へ海水浴に行ったときのことです。

数人の男性グループにナンパされて、その中で一番イケメンだった男性がたまたまゲイで、その彼が「新宿3丁目に行きつけのゲイBARがあるんだけど、よかったら一緒に行く?」と誘われました。

「ゲイの聖地って新宿2丁目じゃないの?」と聞いたら、「新宿3丁目のほうが落ち着いて飲める穴場なお店が多いんだよ」と教えてくれました。

さっそく男性グループと一緒に新宿まで行って、ゲイ男以外の男性たちとは新宿で解散して、ゲイ男と私と友達の3人でゲイBARに向かいました。

このときは不安な気持ちも大きかったですが、知らない世界を知れる好奇心のほうが強かったことを覚えています。

当然のようにインパクトのあるママ

ひとりゲイBAR

地下を降りると暗い廊下があり6店舗ほどのお店が並んでいました。行った時間が夕方ぐらいで早かったせいか、営業しているお店は2店舗だけでした。

一番手前で営業中だったお店に恐る恐る入ると、眼鏡をかけた小柄な60代ぐらいのママ(兼マスター)が一人いて、カウンターには椅子がたったの5席だけ。

奥にはカラオケもあり、照明も暗く、ちょっと昭和のスナックを思い出させる雰囲気。
ママの後ろには名前入りのボトルがずらりと並んでいて、ウイスキーやカクテルなどいろいろな種類のお酒が置いてありました。
ホストクラブのようにギラギラした感じはなく、ラウンジのようなとても落ち着く空間で、すぐに居心地の良さを感じました。

ママはなかなかのインパクトがあるキャラで、お店を案内してくれたゲイ男には笑顔で甘い優しい口調で接客をするのですが、女の私たちに対しては真顔で冷たくキツイ口調で接客するので友達は泣きそうになっていました。が、私は気の強い人が好きなので、すっかりママの話術にハマってしまいました。

「あんたは喋りすぎるからモテないのよ~。黙ってれば、そこそこいい女なのに」など厳しいお言葉もいただきながら2時間ほど、婚活の相談に乗ってもらいました。

その後、続々と新しいお客さんが入店してきたので、私たちはそのままお店を出てお開きすることになったのですが、私はその後もママの愛の鞭が恋しくて一人で通うことになったのです。

ゲイBARでの振舞い方

ひとりゲイBAR

その後も私は月に1~2回、一人でお店に通うようになるのですが、ゲイBARに興味がある友達を連れていくこともありました。
でも友達は終電で帰ってしまうので、私は朝までお店にいることが徐々に増えていきました。
そのうち、新宿以外で飲んでいても友達と別れると、新宿までわざわざ一人で行ってお店に遊びにいくようになりました。私を惹きつける魅力が、そのお店やママにありました。

私のようにとにかく「ママに話を聞いてほしい!」という人は、初回にボトルを入れたほうが断然お得です。
お店によって値段は違いますが、一杯800円前後だとして、自分の分だけではなくママの分までお酒代を支払わないといけないので、2~3杯ほど軽く飲んだらボトルを入れたほうがいいと思います。
ボトルはJINROや鏡月が多く、4,000円前後で入れられます。

また、カラオケは長年通わないと歌わせてもらえないぐらい、ゲイBARのママは女性客が歌うことを嫌います。
私も一年ぐらい通って、ようやくママが好きな美空ひばりの「愛燦々」を歌えたぐらいです。
そもそもゲイのお客さんは、歌声が甘くセクシーでとてもお上手な人が多いです。
カラオケよりママに恋愛相談や人生相談をしたほうが、ママも厳しい言葉を言いながらも喜んで相談に乗ってくれます。

勘違いしてはいけないのが、いくらゲイのお客さんにイケメンがいても、こちらから声を掛けてはいけないということ。
ゲイのお客さんはゲイの男性にしか興味がないので、無視をされるか、そのままお店を出てしまうこともあるので要注意です。

私は一度だけ、ゲイのお客さんからお酒をご馳走してもらったことがあります。
私はそのお客さんとは面識がなく目も合わせていなかったのですが、このように気前がよく、女性にも優しい紳士的なお客さんも稀にいます。

ゲイBARに行くと、元気になれる!?

ゲイBARは、なかなか一人では行きづらいお店だと思います。
ましてノンケ女子なら冷やかしだと思われて、お店にすら入れてもらえないかもしれません。

なかなかゲイBARに通っている友人や知人も周りにいないと思うので、もし行ってみたいと思うならお店のブログや口コミを読んでから、勇気を出して遊びに行くのもいいかもしれません。

普通のBARで一人で飲んでいると、いろいろな男性に声を掛けられることもあるかと思いますが、ゲイBARならそんなことも無しでゆっくり飲めます。

また男性の気持ちも女性の気持ちも両方わかるママなので、両親や友人や職場仲間にも話せない悩み事を、真剣に聞いてくれて本気で怒ってくれます。
そして元気が出る励ましの言葉もくれます。

そんな心のよりどころになるのがゲイBARなのです。


この記事を書いた人
MILK
夫と愛猫と平穏に暮らしてる子なし主婦。
カラオケや映画観賞、レトロ喫茶店めぐりが趣味。
一人で温泉宿に泊まるのが目標。

※記事中の写真はイメージです。

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