家で過ごすひとり時間には読書がおススメ
今、全国的に書店が減っている一方で、一風変わった本屋さんが増えています。
・入場料を支払うと、好きなだけそこにある本を読む事ができる六本木の『文喫』
・ビールを飲みながら本を選べる下北沢の『B&B』
・一定の期間、1種類の本しか置かない銀座の『森岡書店』
・専用のカギが無いと中に入れない熱海の古書店『ひみつの本屋』
・お店の人が誰もいない無人の古書店 三鷹の『BOOK ROAD』
などなど。
amazonや電子書籍など「早く」を追求した便利なサービスが普及している一方で、本との新しい出会い方・楽しみ方を広げていこうという動きがあちこちで出てきている気がします。
同じ本が好きな人たちが集まる読書会も盛んな様ですし。
こんな風に新しい本の楽しみ方が広がっている中、ひとり時間の過ごし方として読書はもってこいだとは思うのですが、しばらく紙の本を手に取っていないという人は少なくないはず。どんな本が自分に合うのが分からなくなっている人もいるかもしれませんね。
そんな人に、読書を通じたひとり時間の過ごし方や本の選び方を教えてくれるのが、ひとり時間読書カウンセラーとして活動されているなづきさんです。
今回はなづきさんに、ひとり時間読書カウンセラーとしての活動内容や、読書の魅力についてお話を伺いました。
ひとり時間読書カウンセラーとは、なにをしてくれる人?
なづきさんは「ひとり時間読書カウンセラー」という珍しい肩書で活動されていますが、なぜこのお仕事をはじめたのでしょうか?
私が行っている【ひとり時間読書カウンセリング】は、自分に合った本を見極め、自分に合った読書方法を見つけていただき、私との2人読書会で同じ本を読み、語り合いながら読書習慣をつけるカウンセリングメソッドです。
ひとり時間に読書をすることで人生が楽しく、とても有意義なものになった私が、いろいろなことに悩んでいる人に読書によって素敵な人生を送って欲しいと思い、この仕事を始めました。
「ひとり時間読書カウンセラー」として、主にはどのような方向けに、どのようなサービスを提供されているのでしょうか?
読書を趣味にしたい、楽しみたいという方や運命の一冊に出逢いたいといった方に、ぴったりの本を見つけるサポートをするほか、読書に苦手意識がある、人付き合いが苦手、内向的、悩みを解決したいといった方たちに、読書と言う手段を習慣化することで、悩みを克服するお手伝いをしています。
読書のカウンセリングというのは、具体的に何をしていただけるのでしょうか?
【ひとり時間読書 カウンセリング】は、zoomで顔出しなしの1対1カウンセリングによって自分に合った本を見極め、自分に合った読書方法を見つけ、「2人もくもく読書室」で同じ本を読み、楽しみながら読書習慣をつけるお手伝いをしていきます。
みんな一緒でみんな一人「もくもく読書室」とは?
その「もくもく読書室」とは、どのようなものでしょうか?
【もくもく読書室】とは図書館の読書室のように、静かにゆっくりひとり時間に読書できるネット空間です。 zoomで無料開催していて、途中入退室も自由です。
人の目が気になる、発言するのが苦手、そんな方でも気楽に利用できるように、ビデオオフ・マイクオフでご参加いただいています。
同じ時間にお互いの気配を感じながら、黙々とそれぞれ読書をしている、まさに図書館にいるような心地よい雰囲気を感じていただけると思います。
「もくもく読書室」には、どんな方が参加されていますか?
読書したいのだけれど、なかなか時間が取れない方が多いようです。「この時間には本を読む」と決まることで、読書習慣が付くきっかけになります。
ひとり時間に読書をする魅力とは?
なづきさんが思う、ひとり時間に読書をする魅力とはなんでしょうか?
ひとりの時間に読書をすることで、自分と向き合えるということですね。読書することで筆者が伝えたいことを自分ごとに置き換え、自分と向き合い、自分のことを深掘りして内省できるようになっていきます。
最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。
ひとり時間に読書をすることは、自分自身をより知ることにつながっていきます。自分を知ることで人に対する感情も変わってきます。ひとり時間を楽しめることができれば心に余裕ができ、人に対しても優しくなれると思います。 皆さん忙しい毎日を送っていると思いますが、5分でもいいので、ひとりで自分を見つめる時間を大切にしてくださいね。
「もくもく読書室」に参加したみんなの感想
なづきさんによると、「もくもく読書室」に参加された方からはこんな感想が届いているそうです。
「人と会話するという煩わしさがなく図書館のように静かでゆっくり読書ができた。発言を求められないから気楽に参加できた。」
「とにかく読書時間が確保でき読書に集中できる。そして【もくもく読書室】後も波にのり、やる気が持続して良い1日を過ごすことができた。」
読書と言う行為は単に暇つぶしと言うだけでなく、自分の中に新たな発見やモチベーションをもたらす効果があるんですね。
「新しい趣味を始めたい」「なんだか毎日モヤモヤする」といった人は、改めて本を手に取ってみるのは良い刺激になりそう。
なづきさんが開催している「もくもく読書室」についての詳細やスケジュールは、ぜひツイッターをチェックしてみてください。
ちなみになづきさんは“究極の一人好き”でもあるので、そういった面からも仲良くなれるかも。