「そうだ、京都行こう!」まさにそんな勢いで行った、ひとり京都旅行の思い出

ひとり京都旅行 みんなのソロ活体験

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彼から告げられた突然の別れが、私を京都に向かわせた

編集部
編集部

みんなのソロ活体験談をご紹介するコラム。
今回は、piyokazuさんの、ひとり京都旅行です。
彼との突然の別れの後、“ある想い”を抱えながらの京都旅行。
果たしてどんな展開に。。。

秋といえば「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」…と、季節の代わり目とともに何か新しいことに挑戦したくなる季節でもあります。
今回は「旅行の秋」として、私がひとり旅に挑戦した思い出を紹介したいと思います。

ひとり旅のきっかけは、突然の失恋

ひとり京都旅行

私が28歳の頃です。
当時私には、半年ほど付き合っていた1歳年下の彼氏がいました。

彼とはその頃世間で流行り始めていたマッチングアプリで知り合ったのですが、知り合ってすぐに意気投合。2~3度デートを重ねて付き合いが始まりました。

毎日LINEをして、電話をして、週末は映画を見に行ったり遊園地へ行ったり、とても順調だったと思います。

しかし、だんだんとLINEの返信が遅くなり、仕事が忙しいという理由で会えない日が増えていきました。

そして付き合って半年ちょっとで「仕事が忙しくて構ってあげられないから」と、突然別れを切り出されたのです。

あまりにも一方的な理由で別れを告げられ、消化不良な私はどうしてもふっきれることができず、ある理由で「そうだ、京都行こう!」とひとり旅へ行くことにしました。

私が京都行きを決めた理由は。。。

京都へのひとり旅の目的はズバリ、“復縁祈願”です。

彼と別れてから、ありとあらゆる復縁の方法を検索しまくりました。
その中で、復縁できると口コミで有名な京都のお寺が目にとまりました。
なんと「なんでも願いが一つだけ必ず叶う」とか!

この情報を見つけてからすぐに会社の有給を取得し、京都へ行く準備を進めました。

緊張の中、まずは京都で腹ごしらえ

ひとり京都旅行

いよいよ京都1泊2日のひとり旅に出発です。

なるべく静かにのんびりした時間を過ごしたい、と考えていたので平日ど真ん中に出発しました。
新幹線に乗るのもドキドキしましたが、「一人で新幹線なんて慣れてますよ!」という風に普通を装いました。

東京から新幹線で約2時間、京都に到着しました。
京都は何度か友人や家族と訪れたことはありましたが、ひとりで来るのは初めてです。
京都に降り立つ足がふわふわしていました。

時刻はちょうどお昼の時間。
ふわふわした緊張感の中、まずは大好きな志津屋へ。
「カルネ」をいただきました。
なぜ関東に出店しないのか、京都に来たら必ず食べるパンです。

ドイツパンにハムやオニオンが挟まっているシンプルなパンですが、これが毎日食べたい美味しさ!
帰りもまた買って帰ろうと誓い、次に行きます。

しょっぱいものを食べたら次は甘いもの。
京都といったら抹茶スイーツを食べなければと、近くの甘味処で抹茶パフェをペロリ。
これだけでも京都に来てよかった~と大満足です。

復縁祈願を前に、まずは復縁占い

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その後はバスに乗り、祇園周辺を散策します。

今回は失恋復縁祈願旅行ということで、清水寺などの“THE観光スポット”は行かず、まずは口コミが好評な占い屋さんに行き、復縁占いをしてもらいました。

結果は「彼はまだ私のことを想っている。しばらくしたら必ずまた連絡がくる」とのこと。
これはますます彼のことが諦められません…!

占いの後は祇園周辺でショッピングを楽しみながら1日目終了。

宿泊は、京都駅に近いビジネスホテル。
ホテルのチェックインでは「若い女性が一人で泊まるなんて何か可哀そう」ってこの人に思われているかも…と、勝手に受付の人に対して被害妄想を膨らませていました。
この瞬間が、この旅で一番緊張したかもしれません。

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平日で部屋が余っていたのか、一人にしてはかなり広いツイン。
関西ローカルのテレビ番組をダラダラと見て過ごしながら就寝。なんて贅沢で自由な時間だろうか…!

いよいよこの旅のメインスポットへ

ひとり旅2日目。
いよいよこの旅の目的地へ向かいます。
そこは何でも一つ願いが叶うという「鈴虫寺(華厳寺)」です。

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京都駅からバスに揺られること約1時間。休日は行列が絶えないというほど人気のお寺です。
この日は平日のためか、並ぶことなくスムーズにお寺へ入れました。

お寺の広間に案内されるとお茶とお菓子が用意されており、鈴虫が鳴いています。
しばらくすると住職さんがやってきて、説法がはじまりました。
とても軽妙なトークでクスっと笑わせられたり、「身の丈に合ったお願いをしましょう」といった、思わず背筋が伸びるような日常の心の持ち方など、ステキなお話をたくさんしていただけました。

説法の後は、願いを一つだけ叶えてくれるという幸福地蔵菩薩様とご対面。
鈴虫寺のお地蔵様はなんと「わらじ」を履いているのです。
なんでも、参拝者の住まいまで来て願いを叶えてくれるためなのだとか。
私もしっかり願い事一つと、自分の住所と名前を伝えました!!!
帰りには幸福お守りをいただき、なんだかホクホクとした充実間と達成感に満ち溢れます。

そして行きと同じバスに揺られながら京都駅へ。
昨日と同じく志津屋の「カルネ」を購入し、新幹線で東京に帰りました。

はじめてのひとり旅で感じたこと

せっかくの京都旅なのだから友人を誘ってみようかと一瞬頭をよぎりましたが、復縁祈願目的の旅行に友人を巻き込みたくないという気持ちと、傷心でどん底気分をとことん味わいたいという気持ちでひとり旅をすることにしました。
人生においていい経験ですし、なんだか気分転換できそうだなと。

結果、ひとり旅はよかったです!
誰にも気を遣わず気ままに好きな時間に好きなものを食べて、好きな時にどこへでも行ける。
そして初めての景色を眺めながら、時間がゆっくりすぎるのを感じるという非日常的な体験は、傷ついた心を癒すのにもピッタリでした。

「鈴虫寺」での願い事は叶ったのか。。。気になった方は是非実際に行って試してみてください!

私は現在、結婚をして一児の母となりました。
今はなかなかひとり旅へ行くことはできません。
いつの間にか、ひとりの時間が貴重なものに思えてきました。
あの時の勢いで、ひとり旅をしてみてよかったなと思います。

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